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2011年12月30日

緑の効用と「原風景」

外部空間の活用
一般的な家づくりでは、間取りや設備や仕上げ等、どうしても室内に目がいきがちで、外部は単に建物の余白として後回しにされがちです。しかし、外部空間を有効に活用することは、家づくりにとても大切なことだと感じています。 中庭方式を採用して積極的に1階への採光や通風を確保したり、大きな既存モミジがあればそこを囲むように建物を配置し、どの部屋からもモミジを眺めることができるといったように、外部の与条件から建物の配置や構成を導きだすことも少なくありません。 敷地に余裕がない場合でも、少なくとも住まいと外部空間は同時に考えながら、計画をまとめていくことが大切だと思います。

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緑の効用と住まいの原風景
外部空間の計画において大切なこととして、積極的な緑の活用が挙げられます。例えば、庭に落葉樹を1本植えれば春の新芽、初夏の花、夏の濃い葉、秋の紅葉、そして冬の幹の美しさなど、四季の変化を毎日少しずつ感じとることができます。また、実がなる木であれば収穫を楽しんだり、それを食べに来る鳥を観察したり、あるいは風でゆれる葉の音、ほのかに漂う花の香り、葉の雨露に反射する光、さまざまな虫の動きなど、少し緑を加えるだけで、自然の美しさや小さいながらも複合的な生態系を毎日の生活のなかで感じとることができます。これらの身近な緑は住まい手にとって、五感の向上や精神的な癒しの効果をもたらしてくれるのです。特に、子供の成長にとても大切なことだと思われます。子供は成長の過程で、庭に育つ木や草花そしてそれに関わるさまざまな情報や経験を、日々の生活や遊びの中でストレートに自分の「住まいの原風景」として記憶にすりこんでいきます。このような経験の積み重ねが、自然に対する優しさや創造力をより大きく育くんでいくのだと感じます。

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ボードウォークと多様な植栽 (自宅兼事務所の庭)
posted by roku at 17:58| Comment(0) | 緑と外部空間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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