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2015年01月13日

暖房を見直す−1「床下暖房という考え方」

エコ設備・暖房.jpg

上記のイラストは、日本の住宅で現在一般的な「局所・間欠暖房」(部屋ごとで、またそこを使用している時だけ暖房する方法)と、「全館・常時暖房」(全ての部屋を、継続的に暖房する方法)を比較しているものです。
「局所・間欠暖房」の場合、上手に使えば「省エネ」の場合があるものの、温度差が不快で、場合によっては、ヒートショックなど体に影響が出てしまう可能性もあります。
「全館・常時暖房」の場合、温度差が少なく快適で、健康的に暮らせるというメリットがあります。ただし断熱気密性能が高くなければ、エネルギーの浪費につながるので注意が必要です。

またより快適な温熱環境を実現するためには、床や「床下」から輻射(+対流)で家全体を暖める暖房方式を採用することが、私は重要だと考えています。他のページにも記載しましたが、いくら室内温度が高くても、輻射によって体感温度が低くなれば、寒さを感じるわけですから、なるべく足下から暖めることで、体感温度を上げ、その暖気が自然と上階にあがることで、家全体が同じ温度となり快適に感じるというわけです。温度設定は、18℃(〜20℃)前後が最も体には良いと思われます。冬にTシャツではなく、1枚上に着る工夫をすれば十分暖かいはずです。


床下暖房01.jpg

床下暖房02.jpg


◇床下暖房+基礎断熱という考え方

「床暖房」は、皆さんご存知の通り、フローリングなどの直下に温水パネルなどを設置して温水を循環させ、床材を暖め、それによって部屋全体を暖めるという暖房方式のことです。
これに対して「床下暖房」というのは、床下にある基礎底盤の上に熱源を置き(または熱風を吹き出し)、基礎のコンクリートに蓄熱させ、ゆるやかに床下から床上、そして階上を暖めるという方法になります。
熱源や手法はいくつかありますが、、この方式のメリットは、1階の足下が底冷えしない、ということと、床暖房のようにパネルを設置している部分と設置していない部分との温度差がないということ。これによって、家全体を温度差の少ない、体に優しい温熱環境にすることが可能だということです。熱源を工夫し上手に活用すれば、十分に「省エネ」も実現できます。

上記の写真にあるのは、(1)床下放熱器(サンポット社製)を、床下に数台設置し、温水を循環させる方法。(熱源は主にガス) (2)レガレット(スェーデン製)は、熱源(ガス、ヒートポンプなど)でつくった温水をもとに、床下にダクトを通して温風を循環させる方法。
(3)エアコンやファンヒーターを、低い位置に設置して、床下に温風吹き出す方法。(床下に若干温度ムラが生じますが、比較的ローコストで採用しやすい方法です)。埋込エアコンとダクトを用いることで、1階全体の温度ムラを軽減する方法もあります。

それぞれの住宅の与条件やコストをもとに、暖房方法を検討しています。
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