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2015年01月23日

住まいの省エネとは?

住まいの省エネとは、一体どのようなことでしょうか?

「家庭で使う光熱費を安くすること?」
・・・・ええ、たしかに結果としてはそうなるかもしれません。

でも本来は、家庭で使うエネルギーをなるべく減らすこと。特にCO2排出に大きく影響を及ぼす、石油や石炭、ガスなどの「枯渇エネルギー」の消費を減らすことが、本質的な「省エネ」だと考えられます。
つまり、前述の「一次エネルギーを減らすこと」が最大の目的となります。

では「省エネ住宅」とは、暑さ、寒さを我慢して暮らす家のことでしょうか?
・・・・いえ、そうではなくて「少ないエネルギーでも、気持ちよく暮らせる住まい」のことです。

太陽光発電などの「創エネ」を考える前に、無駄を省く「省エネ」を考えるのが本来の順序のはず、そうなるとエネルギー消費量が増える夏や冬の「冷暖房や給湯のエネルギー」を軽減することから考えるのが、最も効果的な省エネではないかと思います。ただし我慢しないためには、しっかりとした断熱・気密・開口部対策・自然エネルギーの活用・・などが必須となります。

ところで、2020年には、日本でも「住宅の省エネ基準」が義務化される予定です。
一方、EUでは、日本の基準よりも大幅に高い断熱・気密の基準「パッシブハウス」という考え方が浸透していて、2020年には「カーボンニュートラル(CO2排出ゼロ)」の住宅が義務化されるともいわれています。そしてこの日本でも、この「パッシブハウス」という基準を実現しようという動きが活発になってきています。

このように時代の流れとも言える「省エネ住宅」。今後の家づくりにおいて、避けて通れない必須条件になることでしょう。

では、どのようにして「省エネ住宅」を考えれば良いのか。それは、このあと記載している、次のような項目に集約されています。

(1)温熱環境を整える(断熱・気密性能の向上)

(2)自然エネルギーの活用(パッシブデザイン)

(3)エコ設備の採用

(4)自然素材の活用

2015年01月22日

温熱環境を整える−1「断熱性+気密性を高める」

下のイラストは断熱性能が低い一般的な住宅の熱ロスの状態を示しています。
ガンガン暖房で暖めても、その熱がどんどん漏れ出ているのがおわかり頂けるかと思います。とくに「窓やドア」などの開口部からの漏れが、全体の約半分と際立っている状況も重要なポイントです。
これでは「エネルギーのだだ漏れ状態」と言っても過言ではないでしょう。

熱ロス.jpg


ではこの状態をどのように改善していけるのか。。
まずは床、壁、屋根(天井)などの外周部に「断熱材」を充填して(または外断熱にして)、断熱性能を高めることがポイントです。(つまり、普通のコップにいれてすぐ冷めていたお湯を、魔法瓶にいれ直して、熱をキープするということですね)これによって、床、壁、屋根からの熱ロスを大きく軽減することができます。また断熱材の選定は、性能はもちろん、安全性やコストなど、いろいろな観点から選択する必要があります。

断熱性.jpg


ただいくら断熱性能を上げても、隙間があれば、そこからどんどん熱の出入りが発生してしまいます。そのために、気密性能をあげることも重要です。下記の写真は断熱材の手前に「気密・防湿フィルム」というものを隙間無く設置して、気密性能をUPしています。

気密性.jpg

2015年01月21日

温熱環境を整える−2「開口部の性能」

最も熱ロスが大きな窓やドア(開口部)の断熱性能を考えることは、ひじょうに大事なポイントです。

「新築の場合」は、「ペアガラス」を利用することは必須となります。もしコスト的に可能なら、断熱サッシ(樹脂サッシ/木製サッシなど)を採用し、「ガラス」部分だけでなく、「框(かまち)」部分からの熱ロスを抑えると、より断熱性能は向上します。
上を見るときりがないのですが、最近では「トリプルガラス」を採用した樹脂や木製サッシなど、ひじょうに高性能な窓やドアも入手できるようになりました。全体コストのかねあいをふまえて、検討することが重要だと思われます。
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「リノベーションの場合」も、開口部の断熱性能の改善は重要です。下記に示すように、既存サッシの枠を残して、ペアガラスや真空ガラス(高断熱でも薄い)に取り替えたり、内窓を加えることによって、大幅に断熱性能を改善することが可能となります。

窓の性能改善.jpg

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