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2015年01月14日

エコ設備の採用−3「LED照明」

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ここ数年の大きな変化と言えますが、照明器具メーカー各社のカタログを見ると、LEDの器具が大幅に増えてきています。六曜舎でも特別な理由がなければ、省エネ性能が高いLEDの照明器具を選ぶようにしています。

白熱電球(60W)の照明器具を、LEDの器具に取り替えると、ほぼ同等の明るさでも、消費電力は1〜2割程度(7〜10W程度)に抑えられます(蛍光電球からの場合は7〜8割程度に)。住宅内の器具を全てLEDに切り替えると、それだけで照明エネルギーを半分以下に抑えることが可能ということになります。
白熱電球のような「柔らかな・広がりのある光」とは少し趣が異なるものの、昼白色と電球色の違いを認識しながら、上手に活用していきたいものです。

このようにLEDのメリットは「高い省エネ性」ですが、実は最も大事なことは「自然光」を利用することだと思います。つまり効果的に配した窓から太陽光を取り入れて、日中は照明器具を使わずに生活ができること。そしてなるべく早寝早起きを実践し、太陽に寄り添った暮らしを実践することこそ、一番の省エネではないかと考えています。

2015年01月13日

暖房を見直す−1「床下暖房という考え方」

エコ設備・暖房.jpg

上記のイラストは、日本の住宅で現在一般的な「局所・間欠暖房」(部屋ごとで、またそこを使用している時だけ暖房する方法)と、「全館・常時暖房」(全ての部屋を、継続的に暖房する方法)を比較しているものです。
「局所・間欠暖房」の場合、上手に使えば「省エネ」の場合があるものの、温度差が不快で、場合によっては、ヒートショックなど体に影響が出てしまう可能性もあります。
「全館・常時暖房」の場合、温度差が少なく快適で、健康的に暮らせるというメリットがあります。ただし断熱気密性能が高くなければ、エネルギーの浪費につながるので注意が必要です。

またより快適な温熱環境を実現するためには、床や「床下」から輻射(+対流)で家全体を暖める暖房方式を採用することが、私は重要だと考えています。他のページにも記載しましたが、いくら室内温度が高くても、輻射によって体感温度が低くなれば、寒さを感じるわけですから、なるべく足下から暖めることで、体感温度を上げ、その暖気が自然と上階にあがることで、家全体が同じ温度となり快適に感じるというわけです。温度設定は、18℃(〜20℃)前後が最も体には良いと思われます。冬にTシャツではなく、1枚上に着る工夫をすれば十分暖かいはずです。


床下暖房01.jpg

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◇床下暖房+基礎断熱という考え方

「床暖房」は、皆さんご存知の通り、フローリングなどの直下に温水パネルなどを設置して温水を循環させ、床材を暖め、それによって部屋全体を暖めるという暖房方式のことです。
これに対して「床下暖房」というのは、床下にある基礎底盤の上に熱源を置き(または熱風を吹き出し)、基礎のコンクリートに蓄熱させ、ゆるやかに床下から床上、そして階上を暖めるという方法になります。
熱源や手法はいくつかありますが、、この方式のメリットは、1階の足下が底冷えしない、ということと、床暖房のようにパネルを設置している部分と設置していない部分との温度差がないということ。これによって、家全体を温度差の少ない、体に優しい温熱環境にすることが可能だということです。熱源を工夫し上手に活用すれば、十分に「省エネ」も実現できます。

上記の写真にあるのは、(1)床下放熱器(サンポット社製)を、床下に数台設置し、温水を循環させる方法。(熱源は主にガス) (2)レガレット(スェーデン製)は、熱源(ガス、ヒートポンプなど)でつくった温水をもとに、床下にダクトを通して温風を循環させる方法。
(3)エアコンやファンヒーターを、低い位置に設置して、床下に温風吹き出す方法。(床下に若干温度ムラが生じますが、比較的ローコストで採用しやすい方法です)。埋込エアコンとダクトを用いることで、1階全体の温度ムラを軽減する方法もあります。

それぞれの住宅の与条件やコストをもとに、暖房方法を検討しています。

2015年01月12日

暖房を見直す−2「ペレットストーブ」

電気に頼る生活が問題化している昨今、採用が増えてきている暖房に「ペレットストーブ」というものがあります。これは完全に乾燥した「木質ペレット」を燃料とするストーブのことで、輻射熱タイプの「薪ストーブ」とは違って、電気でペレットを自動供給し、ファンをまわして暖気を吹き出すスタイルの暖房器具になります。熱は木質ペレットが燃料となり、ファンをまわすだけなので消費電力が小さくてすむのも特徴です。
薪を確保する屋外スペースが不要であったり、ペレットが完全燃焼するため、煙や臭いも少なく、煙突が不要となり、FF式で吸排気を行うことから室内空気が汚れないというような点でも、都市住宅に適した扱いやすい暖房器具と言えます。また薪ストーブが本体が熱くなって「輻射」で暖めるのに対し、ペレットストーブは主にファンを使って「対流」で暖めるところにも違いがあります。表面が熱くならないので、安全性は高く扱いやすいとも言えます。
また「木質ペレット」とは、間伐材や製材の端材などを乾燥・粉砕・圧縮した小粒状の固形燃料のことで、価格が安いだけでなく、国産材の有効利用という点や、CO2排出量がプラスマイナスゼロという考え方など、環境面からも、今後より注目されるべき「木質バイオマス燃料」ではないかと思います。

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ペレットはこのように背面のタンクに入れます。(ドックフードみたい??)
信州の唐松と赤松を原料とした全木タイプのペレットです(上伊那森林組合のピュア1号)

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勢い良く燃えだすと、こんな感じ。かなり良いですねえ。。
これは「Enviro・エンプレス」というカナダ製のペレットストーブ。
(和泉L型・二世帯の家)

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こちらは「Enviro・mini」(つつじヶ丘の家)

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さて、実は私の自宅では「船長のストーブ・K5 space」という無電力のペレットストーブを使っています。これは煙突を設置した自然排気となっていて、ペレットの供給は「重力」を使う、とてもユニークなストーブなんです。実は薪も使えるようになっているので、災害があったような時にでも、ペレットは勿論、薪になるような木材さえあれば、暖房器具として活用できるので、ひじょうに安心感があります。
ただ暖まるまで少し時間がかかったり(薪ストーブと同じですね)、時々は様子を見る必要があるので、一般的なペレットストーブに比べると、少し面倒見の良い人でないと、、という感じです。ただ電気を使わずに暖をとり、お湯を沸かし、ぼーっつ火を見ているだけで、とても幸せな気持ちになるのは私だけではないと思います。街中での火のある暮らし、なかなか良いですよ。

無電力ストーブ.jpg

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